小児歯科
出産前に知っておきたいお口の健康について
妊娠・出産はお母さんにとって大きなライフイベントであり、心身の健康を守ることが特に重要な時期です。
ここでは、お母さん自身の歯の健康や、生まれてくるお子さんのために妊娠中に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。
お母さん自身の歯の健康について
妊娠中はホルモンバランスの変化や体調の影響で、お口のトラブルが起こりやすくなります。
以下のような点に注意しましょう。
1. 妊娠性歯肉炎に注意
妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、炎症を起こしやすい状態になります。歯磨きを怠らず、優しく丁寧にケアを行いましょう。また、定期的に歯科検診を受け、歯ぐきの状態を確認することも大切です。
2. 虫歯や歯周病のリスクが増加
甘いものを摂る機会が増えたり、つわりで歯磨きが難しい場合があると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。可能な限り口腔ケアを心がけ、必要であれば歯科医院でフッ素塗布やクリーニングを受けましょう。
3. 妊娠中期が歯科治療に適した時期
妊娠中の歯科治療は、体調が安定しやすい妊娠中期(16~27週頃)に行うのが最適です。気になる症状があれば、早めに歯科医師に相談してください。
生まれてくるお子さんのために出産前のお母さんが気をつけること
お母さんのお口の健康は、生まれてくる赤ちゃんの健康にも影響を与えます。
以下のポイントに気をつけていただくことで、お子さんの健やかな成長をサポートできます。
1. 細菌感染を防ぐためのケア
赤ちゃんは生まれた時、口の中が無菌状態です。しかし、親御さんからの食器の共有や口移しで虫歯菌が移りやすくなります。出産前からお母さん自身が口腔内を清潔に保ち、虫歯や歯周病の治療を済ませておくことが重要です。
2. 栄養バランスの良い食事
妊娠中の栄養状態は赤ちゃんの歯の発育にも影響します。特にカルシウムやビタミンDを含む食品を積極的に摂取するよう心がけましょう。
3. 正しい情報の取得
妊娠中から赤ちゃんの口腔ケアについて知識を深めることも大切です。当院では、妊娠中のお母さん向けに食育プログラムやお口の健康に関するアドバイスを提供しています。
近くのお母さんたちを見かけて思うこと
当院の近くには「ウェルパーク 三鷹牟礼店」があり、紙おむつを買いそろえるお母さんたちをよく見かけます。また、道向かいの「いなげや 三鷹牟礼店」では、ベビーカーを押しながら買い物をするお母さんの姿をよく目にします。そんなお母さんたちを見ていると、「赤ちゃんを迎える準備って本当にたくさんあるんだな」と思わされます。
忙しい日々の中でも、お口の健康を守るために頑張っているお母さんたちをサポートするのが私たちの役目です。妊娠中から赤ちゃんのためにケアを始めているお母さんの姿に、私たちも学ぶことが多いと感じています。
まとめ
妊娠中の歯の健康は、出産後のお母さんの体調や赤ちゃんの健やかな成長に深く関わっています。お母さんが健康なお口を維持することで、赤ちゃんも安心して育てられる環境を整えることができます。
当院では、お母さんと赤ちゃんの健康を支えるために、妊娠中からのケアを全力でサポートしています。お口の健康に関するご相談があれば、ぜひお気軽にお越しください。
三鷹市牟礼
井の頭公園こどもとおとな歯科・矯正歯科