お子さまの健やかな成長を支えるためには、早い段階からの適切な口腔ケアが欠かせません。
「井の頭公園こどもとおとな歯科・矯正歯科」では、小児歯科に力を入れ、お子さまが安心して通える環境づくりを大切にしています。虫歯予防や歯並びのチェックを通じて、将来の健康な歯を守るお手伝いをいたします。
お子さまの歯に関するお悩みは、ぜひ当院にご相談ください。
お子さまの歯の健康:小児歯科について
お子さまが生まれる前、お子さまがお腹の中にいる
お子さまの歯の健康は、お母さまのお腹の中にいるときから始まります。
妊娠中の栄養や健康状態が赤ちゃんの歯の発育に影響を与えるため、バランスの取れた食事や適切なケアが大切です。
当院では、妊娠中の歯科治療やケアについてもアドバイスを行っています。
生まれたて
生まれたばかりのお子さまには、まだ歯が生えていなくてもお口のケアが必要です。
授乳後やミルクの後には、ガーゼや柔らかい布でお口の中を優しく拭いてあげることで、健康な歯の土台を作ることができます。
歯の生え始め
生後6か月ごろから歯が生え始めます。この時期は、歯ぐきがむずがゆくなり、不機嫌になることもあります。歯が生え始めたら、小さな歯ブラシを使って軽くブラッシングをする習慣を始めましょう。
乳歯が生えそろった、抜け始めた
3歳ごろになると乳歯が生えそろい、6歳前後から乳歯が抜け始めます。
この時期は、虫歯になりやすい時期でもあるため、正しいブラッシング習慣と定期的な歯科検診が大切です。
大人の歯が生え始めた
永久歯が生え始める6歳ごろは、乳歯と永久歯が混在する時期です。
生え始めたばかりの永久歯は虫歯になりやすいので、フッ素塗布やシーラントによる予防がおすすめです。
抜けない乳歯がある
本来抜けるべき乳歯が残ったままの状態は、永久歯の正常な生え方に影響を与える可能性があります。
このような場合は、早めに歯科医師に相談することをお勧めします。
乳歯の歯並び・噛み合わせ
乳歯の歯並びや噛み合わせの問題は、将来の永久歯の成長に影響を与えることがあります。
早期にチェックを行い、必要に応じて適切な治療を行うことが重要です。
大人の歯になってからの歯並び・噛み合わせ
永久歯が揃ってきた際に、歯並びや噛み合わせに問題が見つかることがあります。
この時期に適切な治療を開始することで、将来的なトラブルを未然に防ぐことができます。
お子さまの矯正治療
当院では、お子さまの成長に合わせた矯正治療を提供しています。
矯正治療は見た目の改善だけでなく、噛み合わせや口腔機能の向上にもつながります。適切なタイミングでの治療をお勧めします。
お子さまの口呼吸が心配
口呼吸は歯並びや健康に悪影響を与える可能性があります。
鼻呼吸を促すためのトレーニングや治療方法について、専門的なアドバイスを行っています。
お子さまがいびきをしている
お子さまのいびきは、鼻や喉の問題、口呼吸が原因の場合があります。
いびきが頻繁に見られる場合は、歯並びや顎の成長への影響も考慮し、歯科医師にご相談ください。
お子さまの息が臭い
お子さまの口臭は、虫歯や歯周病、口腔内のケア不足が原因の場合があります。
適切な口腔ケアと定期検診で、口臭の原因を特定し、改善へと導きます。
お子さまの歯の健康は、早期発見・早期治療が鍵です。
当院では、一人ひとりのお子さまに合った最適なケアを提供し、健康な成長をサポートします。
お子さまの歯の健康:定期検診は大切です
お子さまの健康な歯を守るためには、定期的な歯科検診が欠かせません。
虫歯の予防や早期発見だけでなく、歯並びや噛み合わせのチェックを通じて、将来の健やかな成長をサポートします。
ここでは、定期検診で行う内容やその必要性、重要性について詳しくご説明します。
定期検診で行うこと
1. 虫歯や歯周病のチェック
歯科医師が、お子さまの歯の状態を丁寧に確認します。
虫歯や歯周病がないかを調べ、必要に応じて早期治療を行います。
2. 歯磨き指導
お子さまの年齢や成長に合わせた正しい歯磨きの方法を指導します。
お家でのケアがより効果的になるよう、歯ブラシの選び方や使い方もアドバイスします。
3. フッ素塗布やシーラント
虫歯の予防のために、フッ素塗布や歯の溝を埋めるシーラントを行うことがあります。
これにより、虫歯に強い歯を作ります。
4. 歯並びや噛み合わせの確認
成長に伴う歯の生え変わりや顎の発育をチェックします。
異常がある場合は早期に対策を講じることで、将来の矯正治療がスムーズになります。
定期検診が必要な理由
お子さまは、大人と比べて虫歯になりやすい環境にあります。乳歯はエナメル質が薄く、虫歯が進行しやすいため、早期発見が重要です。
また、成長に伴い歯や顎の変化が大きいため、定期的なチェックでその時々に適したケアを行うことが必要です。
定期検診が重要な理由
健康な永久歯を育てるため
乳歯の健康は、後に生えてくる永久歯の健康に直結します。乳歯が虫歯や抜歯で早く失われると、永久歯の位置や歯並びに影響を与えることがあります。
噛み合わせの発育をサポート
歯並びや噛み合わせの異常を早期に発見することで、成長に合わせた治療計画が立てられます。
これにより、矯正治療の負担を軽減し、効果的な治療が可能になります。
子どもの成長に
お子さまが小さい頃から定期検診に通う習慣を身につけることで、歯科医院に慣れ、将来の口腔ケアの重要性を理解するきっかけになります。
また、歯が健康であることは食事や発音にも良い影響を与え、心身の発達を支えます。
歯並びや噛み合わせのチェック
歯並びや噛み合わせの問題は、見た目だけでなく噛む力や発音、顎の成長に影響を及ぼします。
以下の点を定期検診で確認します
歯が正しく生えているか
永久歯が正しい位置に生えるよう、乳歯の健康状態やスペースの確保をチェックします。
顎の成長が適切か
顎の発育が正常かどうかを確認し、必要に応じて矯正治療のタイミングを見極めます
歯の隙間や重なり
歯並びが乱れている場合、食べ物が詰まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
まとめ
定期検診は、お子さまの健やかな成長を支える大切な習慣です。虫歯や歯並びのチェックを通じて、お子さまが健康な歯を維持し、食事や発音、笑顔に自信を持てるようサポートします。
当院では、お子さま一人ひとりに合わせた丁寧なケアを行っています。ぜひ定期的な検診をご活用ください。
こどもの矯正治療 注意すること。今できること。
お子さまの矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整えるだけでなく、口腔機能や顔の骨格の成長をサポートするために重要です。
成長期の特性を活かし、適切な時期に矯正を始めることで、より効果的かつスムーズな治療が可能になります。
矯正治療を始める適切な時期
1. 乳歯の時期(3歳~6歳頃)
この時期は、歯並びや噛み合わせの問題が将来の永久歯の生え方に影響する可能性があります。
早期矯正が必要な場合、簡単な装置で対応することも可能です。
2. 混合歯列期(6歳~12歳頃)
乳歯と永久歯が混在する時期です。
この時期に不正咬合(歯並びや噛み合わせの問題)を早期に発見し、顎の成長を促す治療を行うことで、永久歯がきれいに並びやすくなります。
3. 永久歯列期(12歳以降)
永久歯が生え揃った後でも矯正は可能です。この時期には、歯の位置を細かく調整して、理想的な歯並びと噛み合わせを作ります。
矯正治療で注意すること
1. 治療装置の管理
矯正装置はお子さま自身で取り扱うことが多いため、紛失や破損に注意が必要です。
特に取り外し可能な装置の場合、ケースに入れて管理する習慣をつけましょう。
2. 食事の注意点
矯正中は固い食べ物や粘着性のある食べ物を避けることが大切です。
これらは装置を破損させる原因となる可能性があります。
3. 口腔ケアの徹底
矯正中は虫歯や歯周病のリスクが高まります。
正しい歯磨き方法を身につけ、矯正装置専用のケア用品を使って丁寧に磨きましょう。
4. 定期的な通院
矯正治療は定期的な調整が必要です。
通院を忘れず、治療計画通りに進めることが重要です。
今できること
1. 早期の歯科相談
お子さまの歯並びや噛み合わせに少しでも気になることがあれば、早めに歯科医師に相談してください。
早期の相談により、必要な治療のタイミングを見極めることができます。
2. 噛み癖や舌癖を改善する
指しゃぶりや舌を歯に押し付ける癖は、歯並びに影響を与える場合があります。
歯科医師のアドバイスを受けながら改善を目指しましょう。
3. 顎の発育を促す
硬い食べ物をよく噛むことで、顎の成長を促進し、正しい噛み合わせの土台を作ります。
4. 口腔ケアの習慣づけ
歯磨きの習慣をしっかりと身につけさせることは、矯正治療中の虫歯予防にもつながります。
お子さまの矯正治療がもたらすメリット
健康な噛み合わせを育成
正しい噛み合わせは、食事や発音に良い影響を与えるだけでなく、顎や顔の骨格のバランスを整えます。
虫歯や歯周病のリスク軽減
きれいな歯並びは、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクを減らします。
自信のある笑顔
きれいな歯並びは、お子さまの自信を高め、笑顔をより魅力的にします。
お子さまの矯正治療は、見た目だけでなく、口腔機能や成長に大きく影響を与える重要な治療です。
当院では食育、筋機能訓練 (MFT)、口腔機能育成、など早期治療に力を入れています。今できることにしっかりと取り組むことで健全なお口の環境を獲得する基礎づくりをお手伝いします。
学校や保育園、幼稚園での歯科検診で不正咬合の疑いがある場合には一度ご相談ください。
ご家庭でできる噛み合わせ・歯並びのチェック項目です。当てはまる場合はお気軽にご相談ください。
こどもの虫歯の治療
子供の健やかな成長にとって、健康な歯は欠かせません。
乳歯は永久歯の土台を作る大切な役割を果たしていますが、虫歯になりやすく、進行も早い特徴があります。お子さまの大切な歯を守るためには、虫歯予防と早期の治療が重要です。
ここでは、虫歯の原因や予防方法、適切な治療について詳しくご説明します。
虫歯の原因、予防、治療
虫歯の原因
虫歯は、口の中の細菌が食べ物の糖を分解して酸を作り、その酸が歯を溶かすことで発生します。
特に、甘いお菓子やジュースを好むお子さまは虫歯のリスクが高くなります。
また、正しい歯磨きができていないことや、不規則な食生活も原因となります。
虫歯の予防
- 食後の歯磨きを徹底する
- 甘いお菓子やジュースを控える
- 定期的に歯科医院でフッ素塗布やシーラント(予防充填)を受ける
虫歯の治療
虫歯が小さいうちに治療することで、進行を防ぐことができます。
当院では、できるだけ痛みの少ない治療を心がけ、お子さまが安心して通える環境を整えています。
歯みがき:乳歯生え始め~
乳歯が生え始めたら、歯磨き習慣をスタートしましょう。
最初はガーゼで軽く拭くところから始め、歯が生え揃ってきたら小さな歯ブラシを使ってブラッシングを行います。
お子さまが一人で磨けるようになるまでは、親御さんが仕上げ磨きをしてあげることが大切です。
歯ブラシ、歯磨き粉、歯間ブラシなどの選び方
歯ブラシ
年齢に合った小さなヘッドで柔らかめの毛を選びましょう。
歯磨き粉
フッ素が配合されているものがおすすめです。お子さまが飲み込んでも安心なものを選びましょう。
歯間ブラシ・フロス
歯と歯の間に食べ物が詰まりやすいお子さまには、フロスを使うことで虫歯予防が効果的です。
歯医者はこわい?なぜこわい?
多くのお子さまは、歯医者に対して「怖い」「痛い」というイメージを持っています。
これは、治療の音や機械を見たことによる恐怖心や、過去の痛い経験からくるものです。
当院では、治療の前にお子さまへわかりやすく説明を行い、信頼関係を築くことで安心して治療を受けていただけるよう努めています。
まとめ
お子さまの健康な歯を守るためには、虫歯予防が最も大切です。正しい歯磨き習慣を身につけ、定期的に歯科医院でフッ素塗布や予防充填を受けることで、虫歯を未然に防ぐことができます。
「どうせ生え変わるから」と虫歯を放置するのは良くありません。乳歯の虫歯が永久歯の生え方に影響を与える場合があります。
まずは予防が第一です。当院では正しいフッ素の使い方、歯ブラシ指導、予防充填など、こどもの虫歯予防を重視しています。
もし虫歯になってしまった場合は、適切な処置を行うために早めにご相談ください。お子さまの健やかな成長をサポートするために、私たちが全力でお手伝いいたします。
出産前、乳幼児期の歯の健康について
赤ちゃんを迎える準備の中で、さまざまな心配事があると思います。
当院では、歯科の立場から妊娠中や出産後の健康をサポートし、お母さまと赤ちゃんの健やかな生活をお手伝いいたします。
妊娠中に気をつけたいこと
妊娠中はホルモンバランスの変化により、口腔内のトラブルが起こりやすくなります。特に次の点にご注意ください
親知らずのトラブル
親知らずの周りが腫れたり、痛みを感じたりすることがあります。
また、親知らずと手前の歯の間に虫歯ができやすくなり、さらに放置すると歯周病が進行し、手前の歯に悪影響を与えることもあります。
このような場合、妊娠中に抜歯を検討することをお勧めします。
歯周病のリスク
歯周病は、早産や低体重児出産との関連が指摘されています。
妊娠中は歯ぐきが腫れやすく、炎症が起こりやすい時期でもあるため、定期的な歯科検診と適切なケアが重要です。
妊娠中の歯科治療について
妊娠中は、体調が安定しやすい**妊娠中期(16週~27週頃)**に治療を受けることがお勧めです。
出産後は、赤ちゃんのお世話で一人での外出が難しくなったり、お薬を気軽に使えなかったりするため、妊娠中に歯科治療を済ませておくことで、安心して育児に専念することができます。
赤ちゃんを迎えるために知っておきたいこと
離乳食の進め方や歯ブラシの方法、虫歯予防、歯並びに関する知識などは、赤ちゃんの健やかな成長を支えるために役立ちます。
当院では、お母さまと赤ちゃんが安心して過ごせるよう、以下のサポートを行っています
個別相談
受診時に、離乳食の進め方や歯磨き方法など、赤ちゃんの歯に関する疑問や不安について丁寧にご説明します。
マタニティー教室・赤ちゃん教室
妊娠中の方や赤ちゃんをお持ちの方を対象に、口腔ケアや虫歯予防、歯並びに関する知識を学べる教室を開講しています。疑問や不安を解消する場として、ぜひご活用ください。
まとめ
赤ちゃんとお母さまの健康を守るためには、早めの準備が大切です。
妊娠中から適切な口腔ケアを心がけ、歯に関する疑問や不安を解消しておくことで、出産後の生活をより安心して迎えられます。
乳幼児期、乳歯が生える前の歯の健康について
乳歯が生える前の時期でも、赤ちゃんのお口のケアはとても重要です。
この時期に適切なケアを行うことで、乳歯が健康に生えてくる土台を作り、将来の虫歯や歯並びのトラブルを防ぐことができます。
赤ちゃんのお口のケア
1. 授乳後やミルクの後のケア
赤ちゃんの口の中には、ミルクや母乳の残りが残ることがあります。
そのままにしておくと、口腔内に細菌が繁殖する原因になることもあります。
授乳後やミルクを飲んだ後には、柔らかいガーゼや清潔な布を使って、お口の中を優しく拭き取るようにしましょう。
2. 哺乳瓶虫歯に注意
哺乳瓶に甘い飲み物(ジュースや砂糖入り飲料)を入れて長時間使用すると、乳歯が生えたときに虫歯のリスクが高まります。
哺乳瓶には水やミルクのみを入れるようにし、甘い飲み物を与える際は直接飲ませるようにしましょう。
3. 歯ぐきのマッサージ
まだ歯が生えていない時期でも、歯ぐきを優しくマッサージすることで血行が良くなり、歯の生え方に良い影響を与えることがあります。
専用の指サックタイプのブラシなどを使うのもおすすめです。
乳歯が生える準備期間
乳歯が生える前の時期は、お母さまやご家族が赤ちゃんのお口のケアに慣れる時間でもあります。
この時期にお口のケアを習慣づけることで、乳歯が生え始めた後の歯磨きもスムーズに進められるようになります。
赤ちゃんの歯のために気をつけること
お母さまの口腔ケアも大切
赤ちゃんのお口の中の細菌は、周囲の大人から移ることが多いと言われています。
特に、お母さまやお父さまが虫歯菌を持っていると、赤ちゃんに移りやすくなります。
ご家族全員が口腔内を清潔に保つことが大切です。
赤ちゃん専用のケア用品を準備
乳歯が生え始める頃には、赤ちゃん専用の歯ブラシや歯磨き剤を用意しておくと良いでしょう。
初めてのケアを始める時期に適した柔らかい素材のものを選んでください。
まとめ
乳歯が生える前の時期から、赤ちゃんのお口のケアを始めることは、将来の歯の健康につながります。
特に授乳後のケアやお母さまの口腔ケアを意識することで、赤ちゃんの健やかな成長をサポートできます。
こどものケガについて
小さなお子さまは運動能力が発達途上にあるため、ぶつかったり転んだりして、思わぬケガをしてしまうことがあります。
どれだけ注意していても避けられない場合もあるため、特にお顔やお口周りのケガには早急な対応が大切です。
緊急時の対応について
例えば、お子さまが転んで歯が欠けてしまったり、歯ぐきや唇から出血している場合は、速やかに対応が必要です。このような場合、自己判断で様子を見るのではなく、早めに歯科医院へご連絡ください。
当院では、これらの緊急時の診療にも対応しています。お子さまの状況をしっかりと確認し、適切な処置を行いますのでご安心ください。
受傷後すぐにご連絡を
ケガをした際、早い段階で診察を受けることで、後遺症を最小限に抑えることができます。また、歯の損傷がある場合、適切な処置を行うことで、将来的な問題を防ぐことも可能です。
お子さまがケガをされた場合は、一人で無理に判断せず、すぐに当院までご連絡ください。私たちが全力でサポートいたします。
お口の機能向上トレーニングについて
近年、こどものお口の機能の発達が注目されており、適切な発達をサポートすることの重要性が認識されています。
特に、「口腔機能発達障害」に関しては、平成30年より検査が保険適用となり、早期発見と適切な対応が進められています。
口腔機能発達障害とは
口腔機能発達障害は、噛む力や飲み込む力、舌や唇の動きに問題があり、食事や発音に支障をきたす状態を指します。
この障害が放置されると、食事や発音の問題だけでなく、歯並びや顎の発達にも悪影響を与える可能性があります。
当院での対応
当院では、口腔機能発達障害と診断された場合、専門的な「お口の機能向上トレーニング」を受けていただけます。
このトレーニングは、**MFT(口腔筋機能療法)**と呼ばれるもので、舌や唇、頬の筋肉を適切に鍛えることで、口腔機能を改善します。
トレーニングの目的と効果
正しい噛む力や飲み込む力を育てる
食べ物をしっかり噛んで飲み込む動作をスムーズに行えるようにサポートします。
発音の改善
舌や唇の動きをトレーニングすることで、正しい発音がしやすくなります。
歯並びへの影響を軽減
不適切な舌の位置や動きが原因で起こる歯並びの乱れを予防し、正常な発育を促します。
ご相談ください
お子さまのお口の機能について気になる点がございましたら、早めのご相談をお勧めします。当院では一人ひとりに合ったトレーニングプランをご提案し、成長をサポートいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。
転ばぬ先の杖
~お子さまの健やかな成長とお口の健康のために~
当院は、お子さまのお口の健康を守り、健やかな成長をサポートすることを使命としています。
小児歯科では、虫歯の予防や治療、外傷の治療だけでなく、口腔機能の育成や歯並びの改善、さらには食育にも力を入れています。
健全なお口の発育には「転ばぬ先の杖」が必要です
治療はもちろん大切ですが、お子さまが健全な口腔機能を獲得し、健康なお口を維持するためには、予防的なアプローチが欠かせません。
この「転ばぬ先の杖」によるケアこそが、一生涯にわたる健康な口腔環境を作り出します。
当院の取り組み
当院では「-1歳から120歳まで」のお口の健康を責任を持ってサポートしています。
特に、成長期であるお子さまにとって、最適な治療計画を立案し、以下の3つの柱を中心に健全な口腔機能の育成・管理に努めています
- −1歳からの摂食指導
- 0歳からの虫歯予防
- 3歳からの矯正治療
「感染の窓」と虫歯予防
「感染の窓」という言葉をご存知でしょうか?
これは、虫歯菌が赤ちゃんのお口に侵入しやすい重要な時期を表す言葉です。生まれたばかりの赤ちゃんのお口は無菌ですが、食器の共有や口移しなどで細菌が移り、虫歯のリスクが高まります。
感染を遅らせるためには、以下の点に注意しましょう
- 食器やスプーンの共有を避ける
- 歯が生えた後は砂糖の摂取量を管理する
- フッ素を活用し、歯の強化を図る
矯正治療の重要性
歯列の不正は幼児期から学童期にかけて発生することが多く、生涯の歯の健康に大きな影響を与えます。
当院では、不正咬合(反対咬合など)を3歳頃から治療可能な場合もあり、適切な時期に矯正を始めることで、将来にわたる健康と機能的な口腔環境を実現します。
外科的処置について
上唇小帯の切除や粘液嚢胞摘出など、必要に応じた外科的処置も行っております。
また、より高度な医療が必要な場合には適切な施設をご紹介いたします。
お子さまのお口に関するどんな小さな不安や疑問でも、どうぞお気軽にご相談ください。
予防から治療、さらには成長を見据えた長期的なサポートまで、当院が全力でお手伝いいたします。
お子さまの歯の健康に関する Q&A
子どもの虫歯は自然に治りますか?
子どもの虫歯は自然には治りません。むしろ、放置すると進行が早く、痛みや永久歯への悪影響を引き起こす可能性があります。乳歯が虫歯になると、永久歯の生え方や歯並びに影響することもあるため、早めの治療をお勧めします。
乳歯が生えたら、どのようにケアすれば良いですか?
乳歯が生え始めたら、柔らかい歯ブラシを使って優しく磨きましょう。歯ブラシを嫌がる場合は、最初はガーゼで拭くなどして慣れさせることが大切です。また、夜寝る前の歯磨きは特に重要なので、親御さんが仕上げ磨きを行うようにしてください。
小児矯正は何歳から始めるのが良いですか?
矯正を始めるタイミングは、お子さまの歯並びや成長に応じて異なりますが、歯並びや噛み合わせの問題が見られる場合、3歳頃から診断が可能です。特に、反対咬合(受け口)などの問題は早期の矯正が効果的ですので、気になる場合は早めにご相談ください。
子どもが歯医者を怖がります。どうしたら良いですか?
お子さまが歯医者を怖がるのは自然なことです。当院では、治療を始める前に歯科医院の雰囲気に慣れてもらうための時間を設けています。また、優しく丁寧な説明を心がけ、お子さまが安心して治療を受けられるよう努めています。
赤ちゃんの虫歯予防に親が気をつけるべきことは何ですか?
赤ちゃんのお口は最初は無菌ですが、親御さんから細菌が移ることで虫歯リスクが高まります。食器の共有や口移しを避け、歯が生え始めたらフッ素塗布を活用しながら歯の強化を進めましょう。また、親御さん自身が口腔ケアを徹底することも重要です。
ご不明点がございましたら、ぜひ当院にご相談ください。
お子さまの健やかな成長をサポートするために、私たちがお手伝いいたします。
井の頭公園こどもとおとな歯科・矯正歯科の小児歯科について
お子さまの歯の健康は、将来の全身の健康や健やかな成長に大きな影響を与えます。乳歯の虫歯予防や治療、正しい歯磨き習慣の指導、矯正治療、口腔機能の発達支援など、すべてが重要なケアの一部です。当院では、お子さま一人ひとりの成長に合わせた最適な診療とサポートを提供しています。
特に小児歯科では、虫歯の予防を第一に考え、正しいブラッシング指導やフッ素塗布、シーラントによる保護を行っています。また、矯正治療についても、早期の診断と適切な対応でお子さまの歯並びや噛み合わせを改善し、健康的な口腔環境を育てます。
私たちは、「怖くない」「安心して通える」歯科医院を目指し、お子さまがリラックスして治療を受けられるよう、優しく丁寧な対応を心がけています。また、親御さんへの情報提供やご相談も積極的に行い、ご家族全員でお口の健康を守るサポートをしています。
お子さまの歯に関するお悩みや不安がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。井の頭公園こどもとおとな歯科・矯正歯科は、地域のお子さまの健やかな成長を全力でサポートいたします。